スエードにベロアにヌバックに床革にバックスキンうーんどれも起毛してそうな革であるこの4種類の革、一体何が違うのでしょう??
それとも意外と同じものだったりするのでしょうか。
それぞれの特徴や違いを調べてみました。

スエードとは

主に子牛、ヤギ、羊、豚などの革から作られることが多いのがこのスエードです。
革の裏面をサンドペーパーでバフしています。
柔らかいものほど上質なスエードとされ、シルキースエードといってカーフやシープなどのキメの細かい小動物の革の裏面を細かいサンドペーパーで起毛ものがあります。
シルキーは当然シルクからきています。

どちらかと言えば小さい動物のの裏面をサンドペーパーでバフがけしたものが多いようですね。

ベロアとは

スエード同様に裏面をサンドペーパーでバフしたものだが、成牛などの繊維の粗い大型動物の革を使用している場合が多いです。
スエードは起毛が緻密なのに対して、起毛が粗く、毛足が長いのが特徴。

[voice icon=”http://kawanishikaban.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/kao_sl.jpg” name=”カワニシカバン” type=”l”]こう聞くと、やはりスエードの方が高級そうですね。
では、ヌバックはどうでしょう?[/voice]

ヌバックとは

スエードやベロアと違って、革の銀面(表面)をサンドペーパーでバフがけして仕上げたものです。
スエードと比べると、毛足が非常に短く、肌触りも繊細です。

[voice icon=”http://kawanishikaban.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/kao_sl.jpg” name=”カワニシカバン” type=”l”]はいはい。ベロアとスエードは裏面を起毛させていて、ヌバックは銀面(表面)をバフがけしているのか〜。
画像のバッグはビンテージ加工されています。[/voice]

床革とは

牛革は分厚いので革を普通2枚から3枚に漉きます。そして一番上の銀面以外のものを床革といいます。
銀面がついていないので、強度は落ちます。
ですがサンプルなどを作るには向いているのではないでしょうか。

[voice icon=”http://kawanishikaban.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/kao_sl.jpg” name=”カワニシカバン” type=”l”]ぼくらは、革の銀面(表面)の裏側、まあ裏面の事を床面と言ったりしますね。[/voice]

バックスキン

起毛されていいるイメージのつよいバックスキンですが、じつは、これ雄の鹿を指す単語なんです。
バックスキンについては昨日のブログで掘り下げていますので是非にチェックして下さい。
[aside type=”boader”]
ディアスキン 鹿革の特徴とアイテムを買うときの重大注意点 | バッグの縫製工場|カワニシカバン
ディアスキンは、鹿の革のことです。
鹿革ってどうなイメージがありますか?
世の中に出回っている革のほとんどは牛革であることは以前にも…

バックスキンのバックはbackのバック、後ろとかそういう意味じゃなくて、buck雄(オス)鹿の意味なんですね。

ちなみにbuckskinsとなると鹿革の半ズホンという意味になるそうです。笑

最後まで読んでくれてありがとうございました。

今回は前々から気になっていた事を調べました。
縫製の現場で、製造ばかりしていると、意外と知らないことって多いなーと思いました。

ところで今回から吹き出しもつけてみました♪

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